裁量トレードはすべて自分自身で運用を行うため、相場の状況に応じた臨機応変な対応がしやすいことがメリットですが、下記のデメリットもあります。
- 為替や金利などの動向を追うことが欠かせない
- ヒューマンエラーによる判断ミスや操作ミスが起こる可能性がある
- ルールを逸脱しないように感情をコントロールする必要がある
自分の手で運用して利益を上げることは華やかに見えますが、決して楽ではありません。
特に、多くの人が裁量トレードで負けてしまっている要因になっているのは3つ目の「感情のコントロール」です。
裁量トレードで勝つためには、どのような状況下になっても動じずルール通りに粛々と取引ができることが求められます。
感情を上手くコントロールしてルールを遵守することは、文章で書くと当たり前のことですし、自分は大丈夫と思うかもしれませんが、感情とは恐ろしいもの。
これまでは上手くいっていても、「欲望」や「恐怖」といった感情が心を支配し、無謀な取引を行うことで大きな損失を被るトレーダーは後を絶たないのです。
したがって、裁量トレードは、
- ほったらかしかそれに近い状況で運用したい方
- 想定外の状況への対応が苦手な方
- 感情的になりやすい方
には向きません。